今のインプラントはほとんどのメーカーでチタン製のネジで作られています。それぞれのインプラントメーカーはインプラントの表面性状で違いを出しています。インプラントメーカーそれぞれの考え方の違いから各社独特の表面性状をとっています。ストローマン社も表面性状を独自のSLAサーフェイスと呼ばれるものに加工しています。SLAサーフェイスとはインプラントの表面にコランダムという粒子を吹き付け、さらに酸処理をすることにより表面を粗造にしている表面性状のことです。この加工によってインプラントの表面積が増加するため、骨と強固に結合するようになり、インプラント周囲炎の発生率を下げています。インプラントメーカーは各社この表面性状の開発競争をしてきましたが、研究者の間ではこのSLAサーフェイスによってインプラント表面性状の開発は終わったのではないかとも言われているほど完成度の高いものです。