インプラントブログ

インプラントのタイミングはいつがいい?

2024.06.13

歯を失ったときのインプラント治療

むし歯や歯周病で歯を失ったとき

むし歯 むし歯は口の中の細菌が糖質を餌にして作り出す酸によって歯が溶かされる病気です。歯が溶けて穴が開き、神経や歯の根元にまで細菌が達すると歯茎に膿が出てくるようになります。この状態になると歯を抜かざるを得なくなり、インプラント治療が行われることがあります。

歯周病 歯周病はプラーク(歯垢)の中の歯周病原菌によって引き起こされる病気です。歯茎に炎症が起こり、進行すると歯を支える骨が溶け、最終的に歯を失います。歯周病は自覚症状がほとんどなく進行しやすいため、歯を失いやすい病気です。インプラント治療は歯周病によって歯を失った場合にも行われますが、歯周病の治療が完了していないとインプラント治療はできません。

歯根破折で歯を失ったとき

歯根破折とは、歯の根の部分が縦に割れたりヒビが入ったりする状態です。硬い食べ物を噛んだ際に歯に強い力がかかることで起こる場合があります。見た目では問題がなくても、歯の根元に痛みがある場合は歯根破折が考えられるため、検査が必要です。このような場合にもインプラント治療が行われることがあります。

事故などで歯を失ったとき

転倒、衝突、交通事故などの外傷で歯を失った場合にもインプラント治療が可能です。しかし、外傷による歯の損失は子どもや若い患者に多く見られ、成長期の患者は顔の骨格が変化するため、通常はインプラント治療ができません。また、外傷によって歯を失った場合、歯槽骨(歯を支える骨)も損傷している可能性があります。歯槽骨が損傷している場合は回復を待ってからインプラント治療を行う必要があり、治療期間が長くなることがあります。

生まれつき歯がない場合

生まれつき永久歯が少ないことを「先天性欠如歯」といいます。乳歯が抜けても永久歯が生えてこない場合や、生まれつき乳歯も永久歯も生えない場合があります。先天性欠如歯の場合、インプラント治療で歯のない部分を補うか、歯科矯正で空間をなくす治療が行われます。

インプラント治療の流れと注意点

  1. 診断と治療計画

    • レントゲンやCTスキャンで口腔内を詳細に調べ、インプラントが可能かどうか診断します。
    • 治療計画を立て、インプラントの位置や手術の方法を決定します。
  2. インプラント手術

    • 顎骨にインプラント体を埋め込みます。通常、局所麻酔を使用し、手術時間は1時間程度です。
    • 手術後、インプラント体と骨が結合するまで3~6ヶ月の期間を待ちます。
  3. 上部構造の装着

    • インプラント体が骨と結合したら、アバットメントを取り付け、その上に人工歯を装着します。

メンテナンスとセルフケア

定期的なメンテナンス インプラント治療後も定期的な歯科検診を受けることが重要です。歯科医師によるプロフェッショナルクリーニングと定期的な検査を受けることで、インプラント周囲の健康状態を維持します。

セルフケア 毎日の歯磨き、フロス、舌の清掃を怠らないようにしましょう。特に寝る前の歯磨きは重要です。また、喫煙や飲酒を控え、口腔内の健康を保つことが大切です。

まとめ

むし歯、歯周病、歯根破折、事故、生まれつきの歯の欠如など、さまざまな理由で歯を失った場合、インプラント治療は有効な治療法です。ただし、インプラント治療を行う前には徹底した診断と治療計画が必要です。治療後も定期的なメンテナンスとセルフケアを怠らず、インプラントの健康を保つことが重要です。

投稿者:ワイズデンタルクリニック

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