インプラントブログ

歯はなぜダメになる?

2023.04.30

虫歯になりやすい人の特徴と習慣

虫歯になりやすい人となりにくい人

術後は強いうがいは禁止

むし歯の治療を終えたのに、定期健診でまたむし歯が見つかった。という経験をされた方もおられるのではないでしょうか?「私ってむし歯になりやすい体質なのかな?」と思うと、歯医者に通うのも億劫な気分になってしまいます。むし歯になりやすい体質・なりにくい体質」というのは、実際にあるとも言えますが、それだけが原因ということでもありません。しかし、よくむし歯になる人には似ている特徴や習慣があるのもまた事実です。

虫歯ができる仕組み

原因の前に、むし歯になる仕組みをお話しします。むし歯になる原因は「細菌」「歯質」「糖類」の3つが条件としてあり、条件が満たされたうえでそのまま時間が経過するとむし歯の症状が出てしまいます。「細菌」はむし歯菌への感染(環境的な要因)、「歯質」は生まれ持った歯の状態(遺伝的な要因)、「糖類」は甘いものの摂取(習慣的な要因)と、それぞれ違う要因から成り立っていて、それを放置してしまうとむし歯になってしまうのです。

虫歯ができてしまう体質と特徴、習慣3つ

遺伝的に歯質が弱い・歯並びが悪い

一般的に歯質(歯をかたち作る材質)や歯並びは遺伝すると言われています。歯質が弱ければ、むし歯菌に感染してしまった時により症状が出やすいですし、歯並びが悪いと磨き残しも増えてしまい、結果としてむし歯になりやすくなると言えます。しかしながらむし歯菌として知られている「ストレプトコッカス・ミュータンス菌」は、生まれたての赤ちゃんの体内には存在しません。他人の唾液などがついた食器やキスを通じて感染すると知られており、感染しなければ歯質が弱くてもむし歯にはならないと言えます。つまり、歯質が弱い・歯並びが悪いという遺伝的な要因は少なからずあるものの、むし歯菌に感染する機会が多く、むし歯によくなる習慣の人と似た生活をしているといった環境的な要因も大きいということです。特に両親がよくむし歯になるという家庭だと、その子どもも両親と似た食生活・習慣になる可能性が高いので、見かけ上はまるでむし歯にかかりやすい体質が遺伝しているように見えるのです。

歯磨きの仕方が良くない

歯並びのところでも触れましたが、磨き残しが多いと当然むし歯になりやすくなります。歯並びによる磨きにくさだけではなく、歯並びが良く磨きやすい歯並びだったとしても、歯ブラシはついついルーティーン化してしまうもので、おのずと磨きが甘くなってしまいます。定期的な歯科検診に行っていないとどこに磨き残しがあるのかは中々気づきにくいため、自分だけでは判断できないところも厄介な点です。

投稿者:ワイズデンタルクリニック

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