2022.03.22
になります。 一般的には、奥歯から失われていくことが多いです。 自然に抜けるというよりは、症状が進行して手の施しようがなくなり、歯医者で歯を抜くというケースが多くなります。
◆歯周病
歯が抜ける原因第1位の歯周病は、別名:サイレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれており、 ● 症状がかなり進行するまで ● 自覚症状がほとんどない という恐ろしい病気です。 ● 腫れや痛みがでる ● 歯がグラグラする ● 噛みにくくなる といった症状が出る頃には、すでに歯を支える骨がかなり溶けており、そのまま歯が抜くことになるケースが多いです。 特に、中高年の方は歯周病で歯を失いやすい傾向があります。
歯が抜ける原因第2位の虫歯も、中等度以上進行しないと自覚症状が出にくい疾患です。 そのため、歯医者にいくタイミングが遅れやすく、虫歯の範囲が広がり ● 歯を大きく削る必要があったり ● 歯に栄養を与える神経をとったり する影響で、大きなダメージが歯にかかります。 また、治療をしても歯が完全に元に戻るわけではないので、歯の寿命そのものが短くなってしまうのです。 若年層は、歯周病よりも虫歯で歯を失うケースが多いでしょう。
歯が抜ける原因第3位は、歯が割れたり欠けたりしたケースです。 ● 事故でぶつけた ● 硬いものを噛んだ ● 歯ぎしりや食いしばり によるダメージなどで、歯の破損にいたります。 ただし、抜歯になるのは、ほとんどの場合すでに神経を抜いてもろくなっている歯です。 ある意味、虫歯が歯を抜く原因になっているとも言えるでしょう。 また、歯が割れたり欠けたりした範囲が広いと修復するのは難しく、応急処置ができたとしても長くは持ちません。
の4つです
歯周ポケットが深い歯(6~8mm以上)というのは、つまり歯周病が進行している歯のことです。 歯周ポケットとは、歯と歯ぐきの間にある溝のことで、どのくらい深くなっているかは歯医者で調べられます。 検診に行かれたことがある方は、「歯周ポケットが◯mmになっていますよ」と担当医や歯科衛生士から言われた経験があるかもしれません。
未処置の虫歯を放置していると、もちろん虫歯がどんどん進行して歯を死にいたらしめます。 特に ● 痛みが強く出ている ● 歯ぐきが腫れて、膿が出てきた ● 歯ぐきにできものができた ● 放っておいたら痛みがなくなった という歯は、注意が必要です。すでに、● 虫歯の進行が神経まで進んでいる ● 虫歯菌に攻撃されて神経が死んでいる 可能性が高く、早急に処置をしないと手遅れになってしまいます。
被せものをしている歯(クラウンやブリッジ)も、歯が抜けるリスクが非常に高いといえます。 なぜなら、クラウン=神経を抜いた歯、ブリッジ=削った歯のため、すでに蓄積されているダメージが大きく、噛む力に耐えきれない可能性があるからです。 さらに、被せものの影響で中の歯の状態が見えにくく、見えないところで虫歯が進行しているケースも多いため注意が必要になります。
部分入れ歯の針金をかけている両隣の歯も、抜けるリスクが高い歯です。 なぜなら、針金がかかっている歯は、● 歯がない部分の負担を補っている ● 歯がない部分の影響で、歯を支える骨が溶けている ため、他の歯に比べてもろくなっているケースが多いからです。
何らかの原因で歯を失い始める年齢は、50歳からです。 統計データによると、50代は約2.6本の損失で済みますが、60代では約5.7本/70代では約9.5本の歯が失われていきます。 歯が20本以下になると、食べられる食材がどんどん減ってしまうので注意をしてください。(正常な永久歯の本数は、通常28本です。) 予防しはじめる年齢は、未就学児から(つまり今日から)が理想的でしょう。 なぜなら、歯周病や虫歯が進行すると、治療をしても歯の寿命を延ばすのが難しくなるからです。 具体的には、
といった予防法を実践するのがオススメです。
投稿者:ワイズデンタルクリニック