インプラントブログ

上部構造(被せ物)の破損

2023.03.03

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虫歯治療などの際、該当の箇所に被せ物を使うことがありますが、まれにこれが破損することがあります。
ちなみに、インプラントは3つのパーツから成り立っており、その中の上部構造は被せ物と同じです。

インプラントの構造

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そもそもインプラントは3つのパーツからできています。 まず人工の歯の根で、インプラント体と呼ばれるものです。
そして人工の歯である上部構造、これが被せ物とイコールになります。
ちなみにもう1つのパーツは、インプラントと上部構造をジョイントするアバットメントです。

被せ物が破損する可能性

上部構造、つまり被せ物ですが、これが破損する可能性はゼロではありません。
頻度としてはごく稀ですが、強い衝撃を受けることで破損するケースは確かにあります。
ただしこの場合、インプラント自体が大きなダメージを受けなければ問題ありません。 と言うのも、破損してしまった場合は修理や再製作することができるからです。
インプラントで最も危険なのは、人工の歯の根であるインプラント体に問題があった場合ですが、これは衝撃というよりは、歯周病などの口内の病気に注意することが大切です。

破損しにくい素材

硬ければ破損しにくいので、それだけで考えれば金属が有利ですが、金属は見栄えの悪さが目立つため、実際にはセラミックの被せ物を希望する患者さんがほとんどです。
また、セラミックも脆いというわけではないですし、被せ物としての実用性はむしろ金属以上です。 また、見栄えと硬さの両方を求めるのであれば、ジルコニアという選択肢もあります。
ジルコニアはダイヤモンドの代わりとして使用されるほど硬いですし、セラミックと同等以上の美しい見た目を誇っています。ただしその分、費用は高めになります。

費用の問題

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インプラント体が無事なら簡単に修理できるとは言え、患者さんとしては費用も気になるところです。
破損の頻度が高く、さらに修理費も高いとなれば、患者さんの負担は相当なものになってしまうからです。
正直言って、これについては費用がどうなるかをここで断言することはできません。 なぜなら、インプラントにおける上部構造の破損に対するルールは、歯科医院によって異なるからです。
ちなみに、多くの歯科医院ではこうした事態に備え、上部構造に保証制度を設けています。
ただし、保証内容や期間は歯科医院ごとに異なるため、実際に治療する歯科医院で詳細を確認してください。

上部構造の寿命

いくら天然に歯に近くても、上部構造は作られたものですし、当然劣化も起こります。
一般的には、上部構造の寿命は平均10年と言われており、歯ぎしりなどによっても寿命の長さは変化します。
こうした劣化が感じられた場合は、新しい上部構造と交換することになります。 このため、いくら不意の事故や衝撃に注意していても、上部構造を永遠に使用することは不可能です。
また、衝撃時の破損の場合ですが、掛かる力によってはむしろ破損した方が安全なケースもあります。
上部構造が破損することで、その下にあるインプラント体の破損を防ぐ効果があるからです。

上部構造を長持ちさせるコツ

まず、いくら硬い物を噛めるといっても、ムダに噛もうとしないことです。
例えば、舐めていればいいはずの大きなアメ玉を噛むなど、こうした行為が寿命を縮めます。
また、気づかない間に上部構造に負担を掛けさせているケースもあり、それは噛み合わせのバランスです。 ちなみに、噛み合わせが悪い患者さんはインプラントできないことがありますが、
インプラント治療後に噛み合わせが悪くなることもあるのです。
これを防止するにはメンテナンスの通院を欠かせないことで、ここでインプラントの調整も行えます。

投稿者:ワイズデンタルクリニック

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