インプラントブログ

インプラントにおけるCTの必要性

2021.07.16

インプラントをする時に何よりも大切なのは、インプラントがその患者さんに適応するのか否かです。歯科医院に行ったことがある方なら、歯型を取る、レントゲン写真を撮る、といった検査は、治療の経過中にしたことがある方がほとんどだと思います。しかし、CT撮影となると、初めてするという患者さんが大半です。

CTからわかるのはどんなこと?

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以前は、歯科医師の経験をもとに、パノラマレントゲンのみの画像情報でインプラントがされていました。中には今でも、パノラマレントゲンのみでインプラントをしている歯科医院もあるかもしれません。 では、パノラマレントゲンとCTの違いとは何でしょうか。 パノラマレントゲンは、副鼻腔や顎、上下の歯の状態を1枚の平面で、画像確認できるものです。多くの場合は、治療を行う前に歯の状況や、歯の周りの組織の状態などを全体的に確認するために撮影します。 一方CTは、パノラマレントゲンが2次元の画像であることに対して、こちらは3次元の画像です。3次元画像であることで、骨の厚みや血管や神経の位置を立体画像で確認できます。

CTを撮らないと起こりえるリスク

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パノラマレントゲンによる2次元の画像のみでインプラントを行うと、唇や顔周りに違和感がでる、痛みが引かないといった術後の症状が起こることがあります。 これは、インプラントを埋め込む位置が不適切で、神経に接触や過度に近接した場合に起きてしまうことです。最悪の場合では、せっかく埋め込んだインプラントを取り出さなくてはならなくなってしまいます。 また、CTによって血管の位置を把握することで、手術中の出血が必要以上に多くなることを防ぐことができるので、術後の腫れや痛みが少なく済みます。 このようにCTは、安全なインプラントにとってなくてはならないものです。

投稿者:ワイズデンタルクリニック

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