2021.08.27
骨粗鬆症は骨の密度が低くなるため、骨質が低下している状態です。 骨粗鬆症でもインプラントをすることは可能ですが、飲んでいる薬(ビスホスホネート系製剤など)によっては顎の骨が壊死するリスクが高かくなり、術後のインプラントの定着の予後が悪くなる場合があるため、注意が必要です。
糖尿病によって血糖値のコントロールが困難な人や、高血圧・心臓病・肝臓病・腎臓病などの病気を患っている人は、インプラント治療に伴うリスクが高まります。 ただ、糖尿病であっても血糖値コントロールがうまくできている人などは場合によってはインプラント治療が可能となるケースもあります。
インプラントは外科手術を伴います。 そのため、持病の影響で外科手術を受けることを主治医から止められている人は、当然ながらインプラント治療は不可能となります。 また、外科手術に対して強い恐怖感や抵抗感がある方も、インプラントには不向きと言えます。
顎や歯の成長途中にある未成年の人や、手術や継続的な定期検診が難しい可能性がある高齢者の人は、インプラント治療を避けたほうがよいといわれています。 また、妊娠中の人は体調が不安定になるため、治療は安定期に行うか、出産後に行うほうが安心といわれています。
インプラント治療は手術の時だけでなく、その後のメンテナンスも重要です。 そのため、定期検診を継続して行い、クリーニングなどの処置を受ける必要があります。 その定期健診を受けることが難しい事情がある場合は、術後のことを考えるとインプラントには不向きと言えます。
投稿者:ワイズデンタルクリニック