2021.11.07
インプラントは健康な歯を残したまま装着でき、見た目も美しく保つことができる歯科治療です。そのため、人気が高い治療法となりますが、入れ歯やブリッジなどと比較してどの治療を行なうべきか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
インプラントは寿命が来ると再手術を必要とするため、どのくらい長く使うことができるのかということも、気になるポイントの一つでしょう。
「インプラントは長持ちする」と言われることも多いですが、実際の寿命はどのくらいなのでしょうか。ここではインプラントの平均寿命と、入れ歯やブリッジと比較したときの特徴について紹介します。 インプラントをいれた後は、たとえインプラントの使用感に違和感などがなくても、定期検診を受けるようにしましょう。
インプラントの寿命は、「インプラント体」と呼ばれる顎の骨と結合するための部品が外れたときに訪れます。一般的には10年~15年とされていますが、日々の手入れを怠ってしまうと寿命に届かず、早い段階で使えなくなってしまうこともあるでしょう。
丁寧に扱うと寿命以上に長く機能を保つことができるので、しっかりとメンテナンスを行なうことが大切です。
また体調の変化によってその限りではありません。
入れ歯は4年~5年程度、ブリッジは7年~8年程度で使えなくなってしまうことが多いため、寿命の面ではインプラントが最も長いといえます。また、インプラントは自然の歯に近い素材を使用することから、入れ歯やブリッジに比べて審美性の高い仕上がりが期待できます。
インプラントは入れ歯やブリッジに比べると、最初にまとまった費用がかかるというデメリットがあります。
しかし、長期的に見ると経済的で見た目の美しさも保てるため、入れ歯やブリッジに比べて優位性があるといえるでしょう。
少しでも長く、快適にインプラントを使うためにも、注意したいポイントがいくつかあります。ここでは、インプラントの寿命を延ばすための、代表的な3つのポイントを紹介します。
インプラントのメンテナンスが不十分だと、歯周病の一種である「インプラント歯周炎」になることがあります。忘れずに定期メンテナンスへ足を運び、毎日の歯磨きでは取りきれない汚れを落として、インプラント歯周炎を防ぐことが大切です。
喫煙回数が多い人は、インプラントと骨がしっかり結合する確率が下がり、手術が成功しにくいといわれています。
また、無事に成功したとしても歯肉の血流が悪化しているため歯周病の感染を起こしやすく、インプラントの寿命が短くなりやすい傾向にあります。
インプラント治療を選択するのであれば、禁煙したほうが長く口内の健康を保つことができるでしょう。
インプラントは人工的に作られた歯であるため衝撃に弱く、歯ぎしりや食いしばりによって直接負荷がかかってしまいます。そうなると、部品の破損やインプラント歯周炎を引き起こすリスクが高まるので注意しましょう。
ナイトガードやボトックス注射などを使って、歯ぎしりや食いしばりなどへの対策を行なうことが大切です。
インプラントの上部の人工歯(食べ物と接する白い部分)が欠けてしまっただけなら、その部分を新しく作り直すか、修理するだけで元どおりになるケースがほとんどです。
しかし、顎の骨に埋め込んだインプラント体が脱落してしまった場合は、再手術が必要となります。
当院では年数の経過につれ自己負担率が変化する10年の保証をしております。詳しくはスタッフにお問い合わせください。
インプラントの再手術は、初回より費用が高額になることも少なくありません。
投稿者:ワイズデンタルクリニック