2022.04.13
結論から言うと、個人差はあるものの、基本的に違和感をもつ人は少ないです。 適切なインプラント治療をしてもらい、治療後のケアもきちんと行っていれば、基本的に問題ないものです。違和感が続く場合は、インプラントにトラブルが起きている可能性があります。 また、インプラント治療がうまくいっていない場合にも違和感が出ることがあるので、歯科医院で確認しましょう。
インプラント直後は、トラブルが起きていなくても違和感を抱くことが多いです。 原因は、インプラントがあることに慣れてないため。元々歯がなかったので、いつもと違う感じがします。 たいていの場合は、生活してるうちにすぐに慣れてきて、違和感もなくなっていくでしょう。
インプラント周囲炎になっている場合に、違和感を覚えることがあります。 インプラント周囲炎とは、歯周病のような病気です。進行することでインプラントがぐらついてくることもあります。 そこまで行かなくとも、歯茎の腫れや出血から症状を感じることもあります。 インプラント周囲炎を治すことで違和感が無くなるので、歯科医院に相談してください。
インプラントの結合部分のネジがゆるむことによって、違和感を抱くこともあります。 この場合、インプラント自体がぐらついているわけではありません。 しかし、食べ物を噛んだときなどに、安定しない感じがします。これは、インプラントのネジさえ締め直せば改善するものです。 なお、ネジが緩む原因は、噛み合わせが合っておらず、歯にかかる負担が偏るからです。歯科医院にて、インプラントの調子とともにかみ合わせを確認してもらいましょう。
インプラントが摩耗することで違和感を感じることもあります。 寝ている時の歯ぎしりや、噛み合わせの偏りなどで、インプラントに負担がかかることで摩耗していきます。 また、強い力で食いしばることも負担をかける原因です。 噛み合わせの偏りや、普段の癖を治すことで、違和感もなくなっていくでしょう。
そもそも、インプラント治療で、インプラントが適切に埋入されていない場合も、違和感の原因になります。 インプラントが適切な位置・深さに埋入されていないと、他の歯の歯根や神経に触れて、違和感や痛みが生じる場合があるのです。 治療後の違和感が続いていて他の問題がない場合には、インプラントのポジションが悪い可能性があります。 インプラントを一度撤去し、再手術が必要の場合もあるので、まずは歯科医院に相談しましょう。
インプラントの違和感がある場合の対処法をご紹介します。 歯磨きをしたときに出血がある場合や、歯茎が腫れている場合には、すぐ歯科医院へ行きましょう。インプラント周囲炎の可能性が高いので、すぐに治療をしてもらってください。 その他、表面的な症状はないがなんとなく変な感じがする場合は、定期検診時にみてもらうといいでしょう。 違和感が強かったり、痛みが続く場合には、すぐに歯科医院で診てもらうほうが良いですね。
ここまで、インプラントの違和感の原因や対処法をご紹介しました。 次に、インプラント治療後も快適に過ごすために、2つのポイントをご紹介します。
インプラントの治療が終わっても、継続的に定期メンテナンスを行いましょう。 定期メンテナンスでは、口内を清潔に保ってもらうことで、インプラント周囲炎やトラブルの予防につながります。 また、症状の早期発見にもつながるので、何かあってもすぐに対処することが可能です。
いくら定期メンテナンスを行っても、毎日のケアを怠っていたら、インプラント周囲炎などのトラブルが起こる可能性があります。 インプラントのトラブルだけでなく、他の健康な歯を守るためにも、毎日歯磨きなどのケアをして、予防しましょう。
投稿者:ワイズデンタルクリニック