2023.04.03
当院では、ユニットで使用する水にウイルスや細菌に対して有効なオゾン水を使用しています。 新型コロナウイルスの感染が拡大していますが、コロナウイルス対策はもちろん、当院は常に院内感染予防を徹底し、安全性の高い診療環境の維持に努めております。
オゾン水とは、オゾンガスを特殊な方法で溶かした水溶液で、原料は水と酸素だけです。高い殺菌効果を持ちますが、次亜塩素酸水よりも人体への影響が低いため、触れても肌荒れせず目や口に入っても問題ありません。 日本に限らず、世界中の医療機関や食品工場、保育園など、様々な施設で殺菌や感染症対策のために使われています。
オゾン水に使用されるオゾンガスは、高濃度になると強い毒性を持ちます。しかし、オゾン水はオゾンガスよりも強い殺菌作用を持ちながら、安全に殺菌や脱臭などへと利用できます。オゾンガスは水に溶けにくく、オゾン水を作成するために電解法や気泡溶解法などの方法をとりますが、その反面オゾン水からオゾンガスが揮発する量も少ないため、安心して利用できるのです。 また、殺菌などに使用したオゾン水は水と酸素に戻るため、次亜塩素酸水のように洗い流す必要もありません。
オゾン水には、脱臭や漂白、脱色、有害物質の除去などの効果があります。特に、様々な細菌やウイルスの除去に高い効果を持っており、医療機関の施設や医療機器の洗浄に使用されるだけでなく、食品加工場の洗浄、老人保健施設や保育園での消毒にも利用されています。
オゾン水には感染症の予防にも有効のため、患者様のお口を診察する前や、治療中の患者様のうがいに利用しています。院内での二次感染予防や、口内にいる虫歯菌・歯周病菌などの殺菌が期待できます。
投稿者:ワイズデンタルクリニック