用途によって、ツーピースタイプとワンピースタイプに大きく2種類にわけることができます。
〇ツーピースタイプ
一般的なインプラントのタイプが、インプラント体を埋入した後にアバットメントを取り付けるツーピースタイプです。
様々な顎の骨の形に適応でき、多少顎の骨が細くても治療が可能です。審美性を求める方や全身に疾患をもっている方にも選択いただけます。
また、歯に強い衝撃がかかったときに、インプラント体と接合部分に直接負荷がかからず、アバットメントが緩衝材となるというメリットがあります。
しかしながら、部品の数が多くなるためワンピースタイプよりも高額になることや、取り付けるまでに期間を要することがデメリットとして挙げられます。
〇ワンピースタイプ
インプラント体とアバットメントが一体になったものを、ワンピースタイプと呼んでいます。
埋入方法はツーピースタイプと同じで、顎の骨に穴を開けたあとに埋め込んでいきます。
インプラント体とアバットメントが一体になっているため強固であることがメリットです。
しかしながら、全体的に長いため、顎の骨がしっかりしている方のみが適応です。また、トラブルがあった場合には、インプラント体ごと除去しないとならないため、ツーピースタイプと比較して治療が大掛かりになります。