インプラントブログ

親知らずは抜いたら必ず腫れる?

2023.11.06

親知らず抜歯で腫れる原因や割合

虫歯

親知らず抜歯で腫れる原因は、抜くときにできた傷を治すための炎症反応によるものです。 ただし、すべての人が必ず腫れるわけではありません。 割合として腫れるのは、20~30%程度の方です。

抜く前にわかる腫れやすい親知らずの特徴

親知らずを抜いた際に腫れるかどうかは個人差がありますが、以下の特徴を持った親知らずは腫れやすい傾向があります。

腫れやすい親知らずの特徴

・下顎に生えている ・今までに何度か痛みや腫れの症状が出たことがある ・横や斜めの向きに生えている ・歯茎に埋もれている部分が多い ・親知らずの根っこの形が複雑 ・顎骨と癒着している なぜなら、上記の特徴をもつ親知らずは難易度が高い治療になることが多く、抜くために
・歯茎の一部を切開する
・顎骨を削る
・抜くまでに時間がかかる
影響で、体への負担や炎症が強くなって腫れやすいからです。

親知らず抜歯による腫れはいつまで続く?

術後の痛みと腫れ

親知らずの腫れがいつまで続くかは個人差がありますが、ほとんどの場合は1週間前後で腫れが引きます。 腫れのピークは抜歯後の2日前後で、3~4日ほどで徐々に腫れが落ち着いてくるケースが多いです。 腫れる期間は、そのときの
・体調
・抜歯後の過ごし方
・親知らずの治療の難易度
によっても変化します。

親知らずの腫れを考慮して抜くおすすめのタイミング

親知らずの腫れを考慮して抜くのであれば、タイミングは「抜歯後1週間は目立った予定がないとき」がおすすめです。 なぜなら、抜歯後に腫れが出ていると、
・しゃべりにくい・痛みを伴うケースがある
・腫れを悪化させないために安静に過ごす必要がある
など、いつものように過ごせない期間が続くからです。 また、抜く前から親知らずの痛みや腫れを感じている場合には、すでに患部に炎症が起きている状態のためすぐ抜けないことが多くなります。 そういった場合は、患者さまの負担を減らすために先にお薬によって腫れを抑え、炎症が落ち着いてから抜歯をするのが一般的です。

親知らず抜歯の腫れを軽減する6つの方法

お口の中を清潔にしておく

第一に、親知らず抜歯による腫れを軽減するためには「お口の中を清潔にしておく」のがおすすめです。お口の中が汚い状態だと細菌が多くなり、傷口に感染して炎症が悪化してしまうケースがあるからです。

節煙・禁煙する

第二に、親知らず抜歯による腫れを軽減するためには「節煙・禁煙する」のがおすすめです。

というのも、タバコの主成分であるニコチンには血管収縮作用があります。

この影響で傷の治りが遅くなり、腫れが強く出てしまうケースがあるのです。

節煙・禁煙の理想的な期間は、抜歯前後の2~3日。(計4日~5日)

可能であれば、抜歯後は抜糸まで(5日~1週間前後)節煙・禁煙できると腫れにくくなります。

体調を整えておく

第三に、親知らず抜歯による腫れを軽減するためには「抜歯前から体調を整えておく」のがおすすめです。

なぜなら、体調が悪いと免疫力(抵抗力)が下がり、腫れやすくなるからです。

口腔外科に精通した歯科医師に抜いてもらう

第四に、親知らず抜歯による腫れを軽減するためには「口腔外科に精通した歯科医師に抜いてもらう」のがおすすめです。 先述したとおり、親知らずは治療の難易度によって腫れやすさが異なります。 口腔外科の技術や知識レベルが高い歯科医師であれば、抜歯による傷を最小限に抑え処置を素早く終わらせることができるので、体への負担が少なくなり抜歯後も痛みや腫れが出にくくなるのです。 具体的には、
・3DCTの検査設備が整っている
・日本口腔外科学会に所属している歯科医師が在籍している
・ホームページに親知らず情報が充実している
・歯牙移植ができる
といった特徴を持つ歯医者を選ぶと、口腔外科に精通した歯科医師に抜いてもらいやすくなります。

抜いた後は血の巡りが良くなる行動を控える

第五に、親知らず抜歯による腫れを軽減するためには「抜いた後は血の巡りが良くなる行動を控える」のがおすすめです。

処方された薬をしっかり飲む

第六に、親知らず抜歯による腫れを軽減するためには「処方された薬をしっかり飲む」のがおすすめです。

それぞれ炎症を抑えたり感染予防をしてくれたりする効果があるので、腫れの軽減にも役立つのです。

処方された内容に沿って、飲み忘れないように注意しましょう!

投稿者:ワイズデンタルクリニック

所在地
岐阜県多治見市住吉町7丁目28-1
診療時間
9:00~13:00 / 14:00~18:00 土祝は13:00まで
休診日
木曜・日曜
pagetop