インプラントブログ

インプラント手術の時間

2021.09.10

インプラント治療は、インプラントをあごの骨に埋め入れる外科手術が必要になります。「手術」と聞くと不安になる方もいらっしゃると思いますが、実際にどのくらいの時間がかかるのなのでしょうか?ここでは、インプラントの手術法ごとに目安となる時間をご紹介いたします。

※患者様のお口やお身体の状態、歯科医師、治療法によって異なりますので、ご参考程度にお考えください。

インプラントの手術方法と時間

歯周病になる原因

インプラントの手術方法には、「一回法」と「二回法」とがあります。まずは、それぞれの手術方法と手術にかかる時間についてご紹介します。

一回法と手術時間

一回法は、歯ぐきを切開する手術を、一回で行う治療法です。インプラントを埋め込む際に、インプラント体のヘッド部分を歯ぐきの外に出すことで、再度歯ぐきを切ることなく人工の歯の装着を行います。

インプラントを埋め入れる手術時間

・1本 10~25分
・2~3本  20~35分
・4~6本  40~75分
・7~10本 80~110分

二回法と手術時間

二回法は、歯ぐきを切開する手術を二回にわけて行う方法です。一回目の手術でインプラントをあごの骨に埋め込み、一度歯ぐきを閉じてインプラントと骨が結合するまで数ヶ月待った後に、二回目の手術で歯ぐきを再度切開し、人工の歯の土台をインプラント体に取り付ける方法です。骨を増やす治療を同時に行う場合などは、感染確率の低いこの方法をとることがあります。

インプラントを埋め入れる一回目の手術時間

・1本 10~25分
・2~3本  20~35分
・4~6本  40~75分
・7~10本 80~110分

インプラントを埋め入れる二回目の手術時間

・1本 10~25分
・2~3本  20~35分
・4~6本  40~75分
・7~10本 80~110分

オールオン4と手術時間

一回法や二回法などの通常の手術以外に、オールオン4という手術法もあります。「オールオン4」は、歯が1本も無い、または上あごか下あごの一方の歯が全て無い方に行う治療法です。4本程度のインプラントを、角度を付けてバランスよく埋め入れて人工の歯(仮歯)を固定する治療法です。この治療法の場合は、約1時間以内で手術は完了します。

インプラントを埋め入れる手術時間

埋め入れる本数 4本 : 手術時間の目安 40~60分

骨を増やす治療と手術時間

インプラントはあごの骨に埋め入れて治療するため、ある程度の骨の厚みや高さが必要となります。そのため、インプラント治療を行いたい部分に十分な骨がない場合では、骨を増やすための手術が必要なことがあります。骨を増やす手術を大きく分けると、「インプラントを埋める手術と同時に行う場合」と、「インプラント埋める手術の前に、骨を増やす場合」の2パターンがあります。

インプラントを埋め入れると同時に行う場合

・ ソケットリフト(上あごの骨を増やす手術) 5~10分
・ サイナスリフト(上あごの骨を大きく増やす手術)(片側) 10~20分
・ GBR(骨の厚みを増やす手術)(1箇所)10~20分
(*担当医の経験や埋入場所などで異なります)

インプラントを埋め入れる手術の前に、骨を増やす場合

・ サイナスリフト(上あごの骨を大きく増やす手術)(片側) 30~40分
・ GBR(骨の厚みを増やす手術)(1箇所) 30~40分

投稿者:ワイズデンタルクリニック

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