インプラントブログ

インプラントが折れないの?

2023.03.18

インプラントが「折れる」とはどんな状態

インプラント手術とは

インプラントが壊れる原因として、インプラントを構成する部品が破損する以外に、噛みしめるときの強い力などもあります。インプラント治療では、患者さんの骨格などから噛み合わせの強さなどを想定してインプラントを作製しますが、噛む力によってインプラントが折れることが稀にあるのです。
また、インプラントの経年劣化によるものや、定期的にメンテナンスを受けなかったなど、インプラントが折れる理由としてはさまざまなことが考えられます。
インプラントは複数の部品によって構成されているため、どの部分が折れたかによって修理の方法などが異なります。フィクスチャーは骨と結合しているため、周囲の骨とともに取り出さなければならなくなるなど、場合によっては修理の難易度が高くなります。

インプラントが折れてしまったときの対処法

フィクスチャー(人工歯根)が折れたとき

フィクスチャーは顎骨と結合しています。そのため、フィクスチャーが折れたときは周囲の骨と一緒に削り取る作業が必要になります。しかし、残った骨の量などによってはインプラントを再び入れられなくなる可能性もあるので、注意が必要です。
骨と結合しているフィクスチャーだけを骨から離して取り除く「フィクスチャーリムーバー」というツールを用意している歯科医院もあるので、担当の医師に相談してみるのもよいでしょう。

アバットメント(連結部分)が折れたとき

アバットメントも度重なる力負担によって金属疲労を起こし、折れてしまうことがあります。アバットメントの一部がインプラント本体に残ることもあります。これを取り除くことができれば、インプラントの下部構造に傷を与えることなく修理することができます。
もし残留したアバットメントが取り出せない場合は、インプラント全体を撤去して再びインプラントを埋入する可能性があります。

インプラントは耐久性や機能優れていますが、金属疲労などによって折れてしまうことがあります。折れた部位によって対処法は異なりますが、破折した部品の一部がインプラント本体に残留してしまうと、インプラント全体を削り取って再び埋入しなければならなくなるかもしれません。違和感が出たら放置せず、すぐに担当の歯科医師に相談してください。また、普段から定期的にメンテナンスを受けるなどし、違和感がなくてもインプラントを適切に管理していくことが大切です。

投稿者:ワイズデンタルクリニック

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