歯周病の原因菌は800種類を超えるほどあると言われています。
その中で重度の歯周病に影響があるといわれている菌は3種類です。
この3種類の中でも歯周病のリーダー的存在の菌が、PG菌(ポルフィノモナス・ジンジバリス)になります。
このPG菌は酸素を嫌い、血を好む吸血鬼のような細菌です。
普段はおとなしくしているこの菌ですが、口腔内環境が悪化しプラークや歯石により炎症が進み、出血すると血が大好物のこの菌は、数百倍から数万倍までどんどん数を増やします。
そして歯と歯の溝を深くし、歯周ポケットを形成し、歯を支える骨を溶かします。
歯周ポケットを深くすればするほど、酸素が届きにくくなり、PG菌には住みやすい環境なのです。